介護事業所向け 個別機能訓練計画書テンプレート
個別機能訓練計画書は、その人にとって何を目標に、どんな訓練を、どのくらいの頻度で行うかを定める書類です。
個別機能訓練加算を算定する場合は、多職種が共同して計画を作り、実施し、定期的に評価と見直しを行うことが要件になっています。様式は通知で例が示されており、それを使う事業所と、自事業所の様式を使う事業所があります。
このテンプレートは、目標・訓練内容・評価という流れで並べ、見直しの経過を残せる形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 個別機能訓練加算の算定に向けて様式を整えたい方
- 評価しやすい目標の書き方に変えたい方
- ケアプランと訓練の目標をつなげたい方
どのような場面で使いますか
計画期間ごとに作成し、3か月ごとに評価します。見直したときは前の計画書を残したまま新しいものを足します。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- ケアプランの目標
- 要介護度
- 本人の希望
- 家族の希望
- 心身の状況
- 直近の転倒
- 長期目標(6か月)
- 達成の目安
- 短期目標1(3か月)
- 短期目標2(3か月)
- 訓練1 内容
- 頻度・時間
- 訓練1 担当
- 留意点
- 訓練2 内容
- 訓練2 担当
- 訓練3 内容
- 訓練3 担当
- 作成に関わった職種
- 説明と同意
- 3か月後の評価
- 評価日
- 次回の見直し
- 見直しの理由
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 個別機能訓練計画書 【記入例】 | |||
| 事業所名 | ○○デイサービスセンター | ||
| 利用者氏名 | 佐藤 静子 様 | ||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| ケアプランの目標 | 安全に外出できる状態を保ち、地域の集まりに参加する | 要介護度 | 要介護2 |
| 本人の希望 | 「玄関の段差を自分で上がれるようになりたい」 | 家族の希望 | 長女「転倒せずに過ごしてほしい」 |
| 心身の状況 | 変形性膝関節症により膝の痛みあり。屋内は伝い歩き、屋外は歩行器 | 直近の転倒 | 2026年5月 玄関で1回 |
| 長期目標(6か月) | 手すりを使って玄関の段差(20センチ)を1人で上がれる | 達成の目安 | 連続5回、ふらつきなく |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 13 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業所名・利用者氏名・作成日などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
- 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
- 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
- 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
- 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 個別機能訓練加算は、利用者ごとに多職種が共同して個別機能訓練計画を作成し、計画に基づいて訓練を実施し、定期的に評価と見直しを行うことを要件としています。様式は通知で例が示されています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
個別機能訓練計画書に書く項目
個別機能訓練計画書に書く項目は、次の順に並びます。
| 順番 | 項目 |
|---|---|
| 1 | 本人と家族の希望 |
| 2 | 心身の状況・生活の状況(アセスメントから) |
| 3 | 長期目標(おおむね3か月から6か月) |
| 4 | 短期目標(おおむね1か月から3か月) |
| 5 | 訓練の項目・内容・頻度・時間・担当者 |
| 6 | 実施状況と評価 |
目標は「できるようになりたい生活の場面」で書くと、訓練の内容が決まりやすくなります。「筋力を上げる」より「玄関の段差を手すりを使って上がれる」のほうが、評価もしやすくなります。
個別機能訓練計画書の目標の立て方
個別機能訓練計画書の目標は、長期と短期の2段構えにします。実務では、次の関係で組んでいる事業所が多くあります。
- 長期目標は、本人の希望に近い生活の場面で書く
- 短期目標は、長期目標に届くための途中の段階で書く
- どちらも、達成したかどうかを判断できる書き方にする
ポイントはここです。3つ目が抜けると、評価の欄に「継続」としか書けなくなります。回数、距離、時間、動作のいずれかで表すと、判断できる目標になります。
個別機能訓練計画書の評価と見直し
個別機能訓練計画書は、定期的に評価と見直しを行うことが求められています。実務では、次の形をとっている事業所が多くあります。
- 3か月ごとに評価を行い、必要があれば計画を作り直す
- 評価の結果を、利用者と家族に説明して同意を得る
- 見直しの履歴を、同じファイルに残しておく
3つ目を行うと、目標がどう変わってきたかがたどれます。新しい計画書だけを差し替える形にすると、経過が消えます。
個別機能訓練計画書と他の計画書の関係
個別機能訓練計画書は、居宅サービス計画(ケアプラン)や通所介護計画とつながっている必要があります。
ケアプランで示された方向と、機能訓練の目標がずれていると、何のための訓練かが説明できなくなります。実務では、計画書の上部にケアプランの目標を転記する欄を置き、対応関係を見えるようにしている事業所があります。
実地指導では、この整合性が確認されることがあります。転記の欄を作っておくと、確認が早く済みます。
よくある質問
誰が作成しますか。
機能訓練指導員が中心となり、看護職員、介護職員、生活相談員などが共同して作成する形が求められています。作成に関わった職種を記録に残しておくと、要件を満たしていることが説明できます。
本人や家族への説明は必要ですか。
計画の内容を説明し、同意を得ることが求められています。説明した日と、同意を得た方法(署名、口頭など)を記録に残す形が一般的です。