介護事業所向け 研修記録テンプレート
研修記録は、事業所として行った研修の実施状況を残す表です。介護事業所では、いくつかの分野で研修の実施が運営基準に定められています。
虐待の防止、身体的拘束等の適正化、感染症の予防及びまん延の防止、業務継続計画。これらは定期的な実施と、新規採用時の実施が求められる分野です。
このテンプレートは、分野ごとに何回行ったかを1枚で見られる形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 義務づけられた研修の実施回数を管理したい方
- 欠席者への対応まで記録に残したい方
- 研修と訓練を同じ表で追いたい方
どのような場面で使いますか
年度ごとに1枚で作り、研修のたびに1行を足します。資料と受講者名簿を同じファイルに綴じておく形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 実施日
- 分野
- 区分
- 研修名・内容
- 時間
- 講師・形式
- 受講者数
- 欠席者への対応
- 資料
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 研修記録 【記入例】 | ||||||||
| 事業所名 | ○○介護老人保健施設 | |||||||
| 年度 | 2026年度 | |||||||
| 実施日 | 分野 | 区分 | 研修名・内容 | 時間 | 講師・形式 | 受講者数 | 欠席者への対応 | 資料 |
| 2026/4/16 | 虐待の防止 | 研修 | 高齢者虐待防止法の基本と、事業所内で起きやすい場面 | 1.5 | 外部講師(○○社会福祉士会) | 38 | 欠席3名は4/23に録画で受講 | 有 |
| 2026/5/21 | 身体的拘束等の適正化 | 研修 | 3つの要件の考え方と、記録の書き方 | 1.0 | 内部(看護主任) | 40 | 欠席1名は5/28に個別で実施 | 有 |
| 2026/6/18 | 感染症の予防 | 研修 | 嘔吐物処理の手順と消毒液の作り方 | 1.5 | 内部(看護職員) | 39 | 欠席2名は6/25に実技で実施 | 有 |
| 2026/6/25 | 感染症の予防 | 訓練 | 感染症発生を想定した対応訓練(フロア単位) | 1.0 | 内部(感染対策委員会) | 36 | 夜勤者は7/2に別途実施 | 有 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業所名・年度・管理者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 運営基準は、虐待の防止、身体的拘束等の適正化、感染症の予防及びまん延の防止、業務継続計画などについて、研修を定期的に実施することを求めています。頻度はサービスの種類により異なります。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
研修記録に残す項目
研修記録に残す項目は、次の6つです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 実施日・時間 | いつ、何時間 |
| 分野 | 虐待防止、身体拘束の適正化、感染症対策、業務継続計画など |
| 内容 | 何を扱ったか |
| 講師・形式 | 内部か外部か、集合かオンラインか |
| 受講者 | 氏名(欠席者への対応も含む) |
| 資料の保管場所 | あとから確認できる場所 |
欠席者への対応まで残すと、全員が受けたことを示せます。当日欠席した職員に、いつどうやって伝えたかが分かる形にしておくと確実です。
義務づけられている研修の分野
研修の実施が求められている分野は、近年増えています。一般には、次の分野が挙げられます。
- 虐待の防止(委員会の開催、指針の整備、研修、担当者の設置)
- 身体的拘束等の適正化(施設系を中心に、委員会・指針・研修)
- 感染症の予防及びまん延の防止(委員会・指針・研修・訓練)
- 業務継続計画(計画の策定、研修、訓練)
ポイントはここです。それぞれ頻度の定めが異なり、サービスの種類によっても変わります。自事業所に該当するものを一覧にして、記録用紙の欄外に書いておくと、抜けに気づけます。
研修を実施したことをどう示すか
研修は、実施したことを記録で示せる状態にしておく必要があります。実務では、次の3点セットで残している事業所が多くあります。
- 研修の記録(この様式)
- 使った資料(レジュメ、スライドの印刷)
- 受講者の名簿または署名
3つ目は、出席簿の形にしている事業所が多くあります。オンラインで行った場合は、参加の記録をどう残すかを先に決めておくと迷いません。
研修記録から次の計画を立てる
研修記録は、年度がそろうと翌年の計画の材料になります。実務では、次の3つを見ています。
- 分野ごとの実施回数が、定められた頻度を満たしているか
- 受講できていない職員がいないか
- 同じ内容の繰り返しになっていないか
3つ目は、実施回数だけを追うと起きやすくなります。前年に扱った内容を記録から拾い、次はどこを深めるかを決める形にすると、研修が積み上がっていきます。
よくある質問
新規採用時の研修はどう記録しますか。
定期の研修とは別の行を作り、採用日と実施日を並べて書く形が扱いやすくなります。採用からどのくらいで実施したかが分かると、運用の確認ができます。
訓練と研修は分けて記録しますか。
感染症対策や業務継続計画では、研修に加えて訓練の実施が求められています。分野の欄に「研修」「訓練」の区分を作り、同じ表で管理している事業所が多くあります。