介護事業所向け モニタリング記録テンプレート
モニタリング記録は、立てた計画がその後どうなっているかを確かめて残す用紙です。目標に近づいているか、無理は出ていないか、新しい困りごとが出ていないか。この3つを見ます。
居宅介護支援では、少なくとも月に1回、利用者の居宅を訪問して面接し、その結果を記録することが求められています。サービスの種類によって頻度の定めは異なります。
このテンプレートは、目標ごとに状況を並べ、計画変更の要否まで書ける形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 目標ごとの状況を1行ずつ残したい方
- サービスのキャンセルが続く理由を追いたい方
- 計画変更の要否を記録として残したい方
どのような場面で使いますか
定められた頻度で実施します。居宅介護支援では、少なくとも月1回の訪問面接とその記録が求められています。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 実施日
- 方法
- 目標
- 達成状況
- 本人・家族の評価
- サービスの実施状況
- 新たな課題
- 計画変更
- 記入者
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| モニタリング記録 【記入例】 | ||||||||
| 事業所名 | ○○居宅介護支援事業所 | |||||||
| 利用者氏名 | 佐藤 静子 様 | |||||||
| 実施日 | 方法 | 目標 | 達成 状況 | 本人・家族の評価 | サービスの実施状況 | 新たな課題 | 計画変更 | 記入者 |
| 2026/9/24 | 訪問面接 | 手すりを使って玄関の段差を1人で上がれる | 一部達成 | 本人「前より怖くなくなった」 | 通所 週2回 予定どおり | 雨の日は痛みが強い | 不要 | 田中 |
| 2026/9/24 | 訪問面接 | 歩行器で屋内を50メートル続けて歩ける | 変化なし | 長女「距離は変わっていない様子」 | 機能訓練 週2回 実施 | 訓練の時間が短い可能性 | 不要 | 田中 |
| 2026/10/22 | 訪問面接 | 手すりを使って玄関の段差を1人で上がれる | 達成 | 本人「手すりがあれば1人で上がれる」 | 通所 週2回 予定どおり | 次の目標を検討したい | 要 | 田中 |
| 2026/10/22 | 訪問面接 | 歩行器で屋内を50メートル続けて歩ける | 一部達成 | 長女「30メートルくらいは歩ける」 | 10/8 と 10/15 をキャンセル | 体調不良によるキャンセルが2回 | 不要 | 田中 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業所名・利用者氏名・年度などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 居宅介護支援等の運営基準は、計画の実施状況の把握(モニタリング)を行い、必要に応じて計画の変更等を行うことを求めています。居宅介護支援では、少なくとも月に1回、利用者の居宅を訪問して面接することとされています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
モニタリング記録に残す項目
モニタリング記録に残す項目は、次の5つです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 実施日・方法 | 訪問、電話、面接の別 |
| 目標ごとの状況 | 達成、一部達成、変化なし、後退 |
| 本人・家族の評価 | 本人の言葉、家族から聞いたこと |
| サービスの実施状況 | 予定どおり行われているか |
| 新たな課題・計画変更 | 出てきた困りごとと、その扱い |
目標ごとに1行を作る形にすると、どの目標が動いていないかが見えます。全体の感想としてまとめると、動いていない目標が埋もれます。
モニタリングで見落としやすいこと
モニタリングは、うまくいっている部分に目が向きやすくなります。実務では、次の3つを意識して確認している事業所が多くあります。
- 本人が言わない不都合(遠慮して言えないこと)
- 家族の負担の変化(介護者の体調や仕事の状況)
- サービスが計画どおり入っていない日の理由
3つ目は、記録を突き合わせないと分かりません。ポイントはここです。実績の記録とモニタリングを並べて見ると、キャンセルが続いている理由に気づけます。
モニタリングから計画変更へ
モニタリングの結果、計画を変える必要が出てくることがあります。実務では、次の判断の目安を使っている事業所が多くあります。
- 目標を達成した場合は、次の目標に進む
- 状態が変わった場合は、アセスメントからやり直す
- サービスの量や種類を変える場合は、担当者会議を開く
3つ目は、軽微な変更にあたるかどうかで手順が変わります。判断に迷う場合は、保険者に確認しておくと後の手続きが進めやすくなります。
モニタリング記録の保存
モニタリング記録は、計画やサービスの記録と同じく、完結の日から一定期間の保存が求められます。多くの自治体が条例で5年としています。
利用者ごとに時系列で綴じ、計画書・担当者会議の記録と同じファイルにまとめておくと、経過を一度でたどれます。
モニタリングの記録を担当者会議で使う
モニタリング記録は、サービス担当者会議の材料になります。
会議では、複数の事業所が集まって計画の内容を検討します。そのとき、それぞれが別々の印象を持ち寄るより、記録に基づいて話すほうが議論が早く進みます。
実務では、次の形にしている事業所が多くあります。
- 会議の前に、直近3回分のモニタリング記録を配る
- 目標ごとの達成状況を、表のまま示す
- 新たな課題として挙がったものに印を付けておく
3つ目があると、会議で扱う議題がその場で決まります。全部を最初から話し合うより、変化のあった部分に時間を使えます。
よくある質問
訪問できなかった月はどう記録しますか。
訪問できなかった理由と、代わりに行ったこと(電話での確認など)を記録に残す形が一般的です。理由を書かずに空欄にすると、実施しなかったのか記録漏れなのかが分かりません。
通所や訪問のサービス事業所でも必要ですか。
サービスごとの計画についても、実施状況の把握と必要に応じた見直しが求められています。頻度の定めはサービスの種類によって異なるため、該当する基準を確認する形になります。