事故・リスク管理法令確認あり

介護事業所向け 身体拘束の記録テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月23日 / 全24項目

身体拘束の記録は、緊急やむを得ず身体的拘束等を行った場合に、その内容を残すための用紙です。

運営基準では、身体的拘束等は原則として行ってはならないとされています。そのうえで、緊急やむを得ない場合に行うときは、態様と時間、そのときの心身の状況、緊急やむを得ない理由を記録することが求められています。

このテンプレートは、記録として求められている項目に加えて、解除に向けた検討を残せる形にしたものです。

身体拘束の記録(Excel・PDF)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelファイルのダウンロードが始まります。

ファイル形式

このテンプレートは誰向けですか

  • 緊急やむを得ない場合の記録の様式を探している方
  • 3つの要件それぞれについて書く形にしたい方
  • 解除の検討を記録として残したい方

どのような場面で使いますか

身体的拘束等を行った期間、日ごとに心身の状況を書き足します。次回の検討日を書く欄で、漫然と続く状態を防げます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 開始日時
  • 終了予定
  • 態様
  • 対象となる時間帯
  • 切迫性
  • 生じた結果
  • 非代替性
  • 試した方法と結果
  • 一時性
  • 解除の条件
  • 組織としての判断
  • 判断した日
  • 本人への説明
  • 説明した職員
  • 家族への説明
  • 同意の方法
  • 8/20 の心身の状況
  • 拘束時間
  • 8/21 の心身の状況
  • 8/22 の心身の状況
  • 解除の検討(次回)
  • 検討する職種
  • 管理者確認
  • 確認日

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

身体拘束の記録.xlsx — 記入例の一部
身体拘束の記録 【記入例】
事業所名○○介護老人保健施設
利用者氏名鈴木 正雄 様
項目記入欄項目記入欄
開始日時2026/8/20(木)21:00終了予定2026/8/27(木)まで(1週間)
態様点滴中の自己抜去を防ぐため、右上肢にミトン型の手袋を装着対象となる時間帯点滴実施中(21:00〜翌6:00)
切迫性8/18、8/19と連続して夜間に点滴を自己抜去し、出血と脱水の悪化が生じた生じた結果再挿入2回・出血あり
非代替性離床センサーの設置、点滴ルートの固定位置の変更、夜間の見守り強化を試みたが抜去を防げなかった試した方法と結果いずれも8/18〜8/19に実施したが効果なし
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。事業所名・利用者氏名・記録番号などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
  2. 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
  3. 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
  4. 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
  5. 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 運営基準は、身体的拘束等を原則として行ってはならないとし、緊急やむを得ない場合に行うときは、その態様及び時間、その際の入所者の心身の状況並びに緊急やむを得ない理由を記録しなければならないとしています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

身体拘束の記録に残す項目

身体拘束の記録に残す項目は、基準で求められているものが中心になります。

項目中身
態様行った行為の具体的な内容
時間開始と終了の時刻、1日の合計
心身の状況そのときの本人の状態、拘束中の様子
緊急やむを得ない理由切迫性・非代替性・一時性の3つの観点
説明と同意本人・家族への説明の日時と内容
解除の検討いつ、どんな条件で解除できるか

理由は3つの観点それぞれについて書く形にします。切迫性、非代替性、一時性のどれか1つでも欠けると、緊急やむを得ない場合にあたらないと考えられています。

3つの要件の考え方

緊急やむを得ない場合にあたるかどうかは、3つの要件をすべて満たすかどうかで判断されます。

  1. 切迫性。本人または他の人の生命や身体が危険にさらされる可能性が著しく高い
  2. 非代替性。身体的拘束等以外に代わる方法がない
  3. 一時性。行うのが一時的である

ポイントはここです。2つ目がもっとも書きにくい欄になります。何を試して、なぜそれでは足りなかったのかを具体的に書くと、検討した経過が残ります。

身体拘束の記録と手続き

身体拘束の記録は、記録だけを残せばよいというものではありません。実務では、次の手続きとセットで運用されています。

  • 組織として判断する場(担当者の会議など)を経る
  • 本人と家族に、内容・目的・理由・時間などを説明する
  • 定期的に検討し、解除できる状態になっていないかを確認する

3つ目を残す欄を持たせておくと、漫然と続く状態を防げます。記録用紙の中に「次回の検討日」を書く欄を置いている事業所があります。

身体拘束廃止に向けた取り組み

身体的拘束等の適正化については、指針の整備、委員会の開催、研修の実施が求められています。記録は、その取り組みの一部です。

一般には、次の形で運用している事業所が多くあります。

  • 委員会を定期的に開き、記録された事例を検討する
  • 研修を定期的に行い、新規採用時にも実施する
  • 記録から、拘束の件数と時間が減っているかを見る

記録を集めるだけで終わらせず、委員会で読む形にしておくと、取り組みが続きます。

よくある質問

ベッド柵は身体拘束にあたりますか。

本人が自分で降りられないように四方を囲む形は、身体的拘束等にあたると考えられています。転落を防ぐために片側だけに設置する場合など、状況によって扱いが変わるため、事業所内で判断の基準をそろえておく形が確実です。

記録はどのくらいの頻度で書きますか。

拘束を行った日ごとに、開始と終了の時刻、そのときの心身の状況を書く形が求められています。継続する場合も、日ごとに状況を残す運用にしている事業所が多くあります。

関連するテンプレート