介護事業所向け 食事・水分摂取記録テンプレート
食事・水分摂取記録は、その日にどれだけ食べて、どれだけ飲んだかを残す表です。介護の現場では、この2つの数字が体調の変化にもっとも早く現れます。
多くの事業所では、主食と副食を10段階または5段階の割合で残し、水分はミリリットルで合計する形をとっています。食事の形態(常食・軟菜・きざみ・ミキサー)も併せて記録します。
このテンプレートは、1人ぶんの1か月を1枚で見て、変化を追える形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 水分の不足にその場で気づける形にしたい方
- 食事量の変化を体重や排泄と並べて見たい方
- 食事の形態を見直す材料を残したい方
どのような場面で使いますか
利用者ごとに1か月に1枚使います。1日1行で摂取量と水分量を書き、合計を出す形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 日付
- 形態
- 朝主食
- 朝副食
- 昼主食
- 昼副食
- 夕主食
- 夕副食
- 飲水量(mL)
- 合計(mL)
- 気づいたこと
- 記入者
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 食事・水分摂取記録 【記入例】 | |||||||||||
| 事業所名 | ○○介護老人保健施設 | ||||||||||
| 利用者氏名 | 高橋 きよ 様 | ||||||||||
| 日付 | 形態 | 朝 主食 | 朝 副食 | 昼 主食 | 昼 副食 | 夕 主食 | 夕 副食 | 飲水量 (mL) | 合計 (mL) | 気づいたこと | 記入者 |
| 8/3(月) | 軟菜・とろみ | 10 | 10 | 10 | 8 | 10 | 10 | 900 | 1,250 | 原 | |
| 8/4(火) | 軟菜・とろみ | 8 | 6 | 10 | 8 | 8 | 8 | 750 | 1,050 | お茶を飲むペースが遅い | 山口 |
| 8/5(水) | 軟菜・とろみ | 6 | 5 | 8 | 6 | 8 | 8 | 600 | 880 | 目安を下回る。夕方に声かけを増やす | 原 |
| 8/6(木) | 軟菜・とろみ | 10 | 8 | 10 | 10 | 10 | 10 | 1,000 | 1,320 | 前日より食欲が戻る | 山口 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業所名・利用者氏名・年月などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
食事・水分摂取記録に残す項目
食事・水分摂取記録に残す項目は、次の4つです。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 食事の摂取量 | 主食・副食それぞれの割合(朝・昼・夕) |
| 食事の形態 | 常食・軟菜・きざみ・ミキサー・とろみの有無 |
| 水分の量 | 食事以外の飲水量と、1日の合計 |
| 気づいたこと | むせ、食べる速さ、姿勢、義歯の状態 |
水分は1日の合計を出す列を持たせると、その場で不足に気づけます。回数ごとの数字だけが並ぶと、合計を頭で足すことになります。
食事・水分摂取記録から気づけること
食事・水分摂取記録は、単独でも意味がありますが、他の記録と並べるとさらに使えます。実務では、次の組み合わせを見ている事業所が多くあります。
- 水分量と排泄記録。水分が減ると便が硬くなる傾向があります
- 食事量と体重の推移。数日単位ではなく、週や月で見ます
- むせの記録と食事の形態。形態を見直す判断の材料になります
ポイントはここです。1日の数字だけを見て判断するより、3日から1週間の並びで見るほうが、確かな変化が拾えます。
水分の目安をどう置くか
水分の必要量は、体格や持病、服薬の内容によって変わります。一律の数値をあてはめると合わない場合があります。
一般には、次の形をとっている事業所が多くあります。
- 利用者ごとに目安の量を決め、記録用紙の上部に書いておく
- 目安を下回った日に印を付け、翌日の声かけにつなげる
- 心不全や腎臓の疾患がある方は、医師の指示に沿った量にする
3つ目は特に注意が必要な部分です。多く飲めばよいとは限らないため、主治医の指示を先に確認する形になります。
食事・水分摂取記録の保存
食事・水分摂取記録は、介護記録の一部として保存します。栄養ケア・マネジメントを行っている施設では、栄養管理の記録と併せて保管している事業所が多くあります。
利用者ごとに月単位でまとめておくと、体重の推移と並べて見返しやすくなります。
よくある質問
摂取量は何段階で書くのがよいですか。
10段階(割)で書く事業所と、5段階で書く事業所があります。細かくするほど書く負担が増えるため、事業所内で1つに決めて統一する形が扱いやすくなります。
水分はどこまで数えますか。
食事以外の飲水を数える事業所が多くあります。汁物やゼリーを含めるかどうかは事業所によって分かれるため、数え方を用紙に書いておくと、書く人が変わってもそろいます。