介護事業所向け 感染症まん延防止の指針
感染症まん延防止の指針は、介護事業所が整備しておく文書です。委員会・指針・研修・訓練の4つがそろって求められています。研修だけでなく訓練まで含まれているのが、この分野の特徴です。
指針に書くのは、平常時にやっておくことと、発生したときにやることの2つです。この2つを分けて書かないと、いざ発生したときに指針を開いても、どこを読めばよいか分かりません。
このテンプレートは、平常時と発生時を別の条に分け、発生時は時間の順に並べたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 介護事業所で事故・リスク管理の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
事故・リスク管理の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 事業所名
- 制定日
- 感染対策担当者
- 第1条(基本的な考え方)
- 第2条(感染対策委員会)
- 第3条(平常時の対策)
- 第4条(発生時の対応)
- 第5条(報告)
- ○○市 介護保険課
- ○○保健所
- 協力医療機関
- 第6条(研修及び訓練)
- 第7条(指針の見直し)
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 感染症及び食中毒の予防及びまん延の防止のための指針 【記入例】 | |
| 事業所名 | ○○デイサービスセンター |
| 制定日 | 令和8年4月1日 |
| 感染対策担当者 | ○○ ○○(看護職員) |
| 前文 | この指針は、○○デイサービスセンター(以下「事業所」という。)において感染症及び食中毒が発生し、又はまん延することを防止… |
| 見出し | 内容 |
| 第1条(基本的な考え方) | 事業所は、感染症の予防はすべての従業者が日常的に行うものであるとの考えに立ち、標準予防策を徹底する。 |
| 第2条(感染対策委員会) | 項目・内容 |
| 第3条(平常時の対策) | 従業者は、ケアの前後、食事の前、排せつ物の処理後に手指衛生を行う。 |
| 第4条(発生時の対応) | 感染症又は食中毒の発生が疑われる場合は、次の順に対応する。 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 9 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 運営基準は、感染症が発生し、又はまん延しないように、対策を検討する委員会の定期的な開催、指針の整備、研修及び訓練の定期的な実施を求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
感染症まん延防止の指針に盛り込む事項
感染症まん延防止の指針に盛り込む事項は、次のとおりです。
| 盛り込む内容 | 対応する条 |
|---|---|
| 基本的な考え方 | 第1条 |
| 委員会の設置と運営 | 第2条 |
| 平常時の対策 | 第3条 |
| 発生時の対応 | 第4条 |
| 報告の流れ | 第5条 |
| 研修及び訓練 | 第6条 |
平常時にやっておくことを、指針に書く
平常時の対策で要になるのは、手指衛生と、体調不良時に休める体制です。 設備や備品より先に、この2つを指針に書いてください。職員が体調不良でも出勤せざるを得ない事業所では、どれだけ消毒液を置いても止まりません。
備蓄の欄では、品目と数量の目安を書きます。必要量を備蓄するとだけ書かれた指針は、実際に何がどれだけあるのか誰も把握できません。マスク・手袋・ガウン・消毒液の4つは、日数の目安まで書いておくと点検しやすくなります。
平常時の健康観察は、利用者だけでなく職員も対象に含めてください。
発生したときの流れを、時間の順に書く
発生時の対応は、時間の順に書くのが読みやすい形です。発見、報告、隔離、消毒、受診、記録、という順に並べておくと、慌てている場面でも上から順に追えます。
報告先には、市町村と保健所の両方を書きます。同一の感染症が一定数以上発生した場合などは、市町村への報告が求められます。報告の基準は自治体で扱いが分かれるため、指針に電話番号まで書いておくと、探す時間がなくなります。
訓練は、机上での確認でも構いません。発生したという想定で、誰がどこに連絡するかを声に出して確かめるだけでも、実際の場面で動けるようになります。