介護事業所向け 重要事項説明書テンプレート
重要事項説明書は、介護サービスを始める前に利用者へ渡し、内容を説明して同意をもらうための文書です。契約書と一組で使うのが一般的で、契約書が権利義務を書くのに対し、重要事項説明書は「この事業所はどういうところか」を伝えます。
運営基準が求めているのは、運営規程の概要その他の重要事項を記した文書を交付し、説明し、同意を得るところまでです。渡しただけ、説明しただけでは足りません。署名または記名押印を受ける欄を最後に置いてあるのは、そのためです。
このテンプレートは、運営規程から利用者に説明する事項を抜き出し、読む順に並べ直したものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 介護事業所で運営・職員の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
運営・職員の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 事業所名
- サービスの種類
- 事業所番号
- 1 事業所の概要
- 事業所の名称
- 所在地
- 電話番号
- 管理者
- 運営法人
- 2 職員の体制
- 3 サービスの内容
- 4 営業日及びサービス提供時間
- 営業日
- 営業時間
- サービス提供時間
- 5 利用料金
- 6 通常の事業の実施地域
- 7 緊急時及び事故発生時の対応
- 8 苦情の受付
- 9 個人情報の取扱い
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 重要事項説明書 【記入例】 | |
| 事業所名 | ○○デイサービスセンター |
| サービスの種類 | 指定通所介護 |
| 事業所番号 | 第0000000000号 |
| 前文 | あなたが指定通所介護の提供を受けるにあたり、○○デイサービスセンターがあなたに説明すべき重要事項は次のとおりです。内容を… |
| 見出し | 内容 |
| 1 事業所の概要 | |
| 2 職員の体制 | 職種・常勤・非常勤・主な業務 |
| 3 サービスの内容 | 生活相談及び助言 |
| 4 営業日及びサービス提供時間 | |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 9 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 運営基準は、サービス提供の開始に際し、あらかじめ利用申込者に対し運営規程の概要その他の重要事項を記した文書を交付して説明を行い、同意を得ることを求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
重要事項説明書に載せる事項
重要事項説明書に載せる事項は、次のとおりです。
| 載せる内容 | 何のために |
|---|---|
| 事業所の名称・所在地・連絡先 | どこの誰が提供するかを示す |
| 職員の体制 | どんな職種が何人いるかを示す |
| サービスの内容と提供時間 | 何をしてもらえるかを示す |
| 利用料とその他の費用 | いくらかかるかを示す |
| 通常の事業の実施地域 | 交通費が発生する範囲を示す |
| 緊急時・事故発生時の対応 | もしものときの流れを示す |
| 苦情の受付窓口 | 事業所以外の窓口も併記する |
重要事項説明書で問題になりやすいところ
苦情の窓口は、事業所の外の連絡先も書きます。 事業所の担当者だけを書いた重要事項説明書は、実地指導で指摘されることがあります。市町村の窓口と国民健康保険団体連合会の連絡先を併記しておくのが一般的です。
費用の欄は、介護保険の対象になるものと、全額自己負担になるものを分けて書きます。食費・おむつ代・レクリエーション材料費などが混ざったまま書かれていると、請求のときに説明がつかなくなります。
説明した日付と、説明した職員の氏名を残してください。後から「聞いていない」となったときに、確認できるのはこの記録だけです。
重要事項説明書を変えたとき
重要事項説明書を変えたときは、すでに利用している方にも改めて説明し、同意を得直すのが原則です。特に料金を変えたときは、変更前の同意では足りません。
一般には、改定の1か月前までに新しい重要事項説明書を渡し、説明のうえ署名をもらう、という進め方をしている事業所が多くあります。この期間を運営規程の側にも書いておくと、毎回の段取りが揃います。